旅の絵本シリーズの８巻目、ついに日本です。
電気が普及する前ののどかな日本の原風景を、繊細な筆遣いで愛おしいぐらいに描き切っています。
作者安野さんは初めから自分自身の子ども時代の日本を描こうとしていました。
そしてこれからの日本が幸せな国でありますようにとの願いを込めて書きあげたと記しています。

宮城県石巻市立大川小学校は全校生徒１０８人の小さな学校でした。
あの時未曾有の地震・津波が襲いました。
７４人の生徒１０人の先生の尊い命があの津波に飲み込まれてしまいました。
避難するはずだった丘に、ヒマワリの花のたねを植えだしたおかあさんたち、それを支える地域の人々・・・。
短い命の我が子に伝えたい親たちの思い。
「もうなかないからね・・・。」約束できない約束。
でも前を向いて子どものために生きようとしているみんなの絵本です。
是非読んで下さい。

にこちゃんはさみしがりやで怖がり屋さんです。
でもお外へ行くのは大好きな女の子です。
今日も冒険に出掛けます。・・・。
やっぱり怖い怖い・・・。
そんな時にこちゃんには強い味方があります。
それは・・・。
にこちゃんの愛らしい子どもの気持ちがほほえましい絵本です。

オオカミがとぶひ？
いったいなんだろう？
本を開いてびっくりです。
ダイナミックな絵のタッチ、想像力の爆発！！
力が湧いてくる絵本です。
物をなくした時、あなたならどうしますか？
いつまでもくよくよと捜しますか？
「コウモリが持って行ったなら仕方がない」と気持ちを切り替えられますか？
いえ、気持ちを切り替えよう！！
今年の日本絵本賞大賞受賞作品です。

空から大いきな大きな丸いものが落ちてきた。
アリたちの世界からみればものすごいもの！！
その正体が「あんまん」と判明しました。
さっそくあんまんを運ぶためのプロジェクトが結成された。
悪戦苦闘の努力は報われるでしょうか？