美しい満月の夜。
たまごからちいさいちいさいりゅうの坊やがでてきました。
生まれて３日目の朝、お母さんりゅうは、りゅうの坊やを空の上の散歩に連れ出しました。
よちよち飛べるようになった、りゅうの坊やは一面に広がる雲のしたに、ふしぎな灯りを見つけました。
そしてりゅうの坊やの冒険が始まります。
描かれたりゅうのお母さんのやさしいまなざしからは、子どもを思う親心が伝わってきます。
読み応えのある文と絵の力があいまって、迫力のある絵本になっています。

深い緑の森。
鏡のように微動だにもしないけしきが湖面に映ります。
物音一つしない透き通るような不思議な静けさの中にいる白い馬・・・。
白い馬はどこへいくのでしょうか？
日本画の大家東山魁夷の名画から紡ぎだされた、白い馬から引き込まれてしまいそうな魅力のある絵本です。

大きなもりの中に小さなおうちがありました。
そのうちの前を動物たちが通ります。
すると、おうちの中から女の子が出てきました。
「しずかに静かに・・・。」
おうちの中には何がいるのでしょうか？
もりの中の空気感が、すがすがしく描かれた絵本です。

ねこのノンタはおにいちゃんになりました。
あかちゃんが５匹も生まれたのです。
お母さんは大忙し。
今までみたいにノンタと遊んでくれません。
ノンタは寂しいようなちょっぴりへんてこな気持ちです。
お兄ちゃんになっていく、ノンタの成長ぶりがほほえましい絵本です。

おやすみ前の絵本タイム、子どもが言います。
「もっかい、もっかい・・・読んで！！」
お母さんの方が、ねむたくてねむたくて・・・。
こんな経験ありませんか？
そんな気持ちを描いた絵本です。
絵本の後ろにはなんと穴が開いています。
どうしてでしょうか？