「かんかんかん」と踏切をれっしゃが通ります。んまんまれっしゃ、ぶうぶうれっしゃ、にゃあにゃれっしゃ、・・・・と様々なれっしゃです。
れっしゃは家庭で身近にある物、（食器、野菜、布等）で作られています。
黒いバックに次々登場するれっしゃはおしゃれでかつユーモアたっぷり、まるで、人形劇を観ているようです。

大きな目の可愛いおばけのばけたくんはカラフルなぺろぺろキャンディーをなめると・・・あらららら・・・カラフルなぐるぐるおばけに変身。
いちごをたべると・・・？、
ソーダーを飲むと・・・・？
次々いろいろなものを食べます。
そしてその度に変身をします。
表紙は白ですがページをめくるとバックは黒、
変身したばけたくんはとってもきれいでユーモアたっぷり。
そして最後のページはおばけらしく？？？を食べてドロンと消えてしまいます。？？？はなんでしょう。
魅力的な変身ぶりを見せてくれるばけたくんです。

山の奥深くにひなびた村がありました。
村人はそれなりに幸せに暮らしていました。
ある日遠くの村から、おばけが出て悪さをするのでおばけを山奥に捨てさせて欲しいと、申し出がありました。
村人は「こまったときは　おたがいさまじゃ」と、お礼の反物などと引き換えに受け入れました。
すると、あちらの村から、こちらの村から、同じような依頼が続き、受け入れた山奥の村はお礼に置いていく金品でぜいたくな暮らしをするようになりました。
月日がたち、山奥で増えていったおばけたちで山はもう昔の山ではなくなり、村人たちを襲うようになってしまいました。
そうして　「それなりのしあわせはもどらない。」と言うことになってしまいました。
（現代の問題を示唆しているようですね。）