むかし中国にハン・ガンという絵を描くことが大好きな少年がいました。
朝から晩まで絵を描き続けても楽しくて仕方ありません。
めきめきと腕を上げ宮廷の絵師になりました。
ハン・ガンの描く絵は生き生きしていて、特に馬の絵を描かせたら絵から飛び出すかもしれないと噂されるまでになりました。
ある日ひとりの武将が訪れて「この世でいちばんすばらしい馬を描いてはくれないか」と頼まれました。
そしてほんとうに絵の中から見事な馬が勢いよく飛び出してきました・・・ 。

今から1200年以上前の8世紀の中国に実在した天才絵師ハン・ガン（韓幹）の描いた馬の絵のすばらしさは今でも広く語り継げられています。
この絵を元に作者チェン・ジャンホンは物語を創りハン・ガンが描いた同じ手法で絹地に描いています。
戦場を駆け巡った馬の心情を胸打つ迫力と感動で見事に描き切っています。

今話題の動く絵本を紹介します。
馬がゆっくり走ります。「ぱか〜・ぱか〜・」
馬が速く走ります。「ぱかっぱかっぱかっぱかっ」
ページをゆっくりめくるとゆっり、速くめくると馬もスピードを上げて速く走ります。
どうして動くのか不思議不思議・・・。
いぬやねこさるも走ります。
何度でもめくりたくなる驚きの1冊です。
一度手にとってご覧くださいませ。

ギャロップとは・・・。
乗馬で馬が最も速い駆け方。
四本の足が一度に地面を離れるように速く走ること。

水道の蛇口をひねってあけると水が勢いよく流れ落ちます。
水に触ったり水をたたいたり水しぶきがはねたり踊ったり、水と遊んで変幻自在な水の魅力いっぱいの絵本です。

うちのきんぎょといっしょに泳ぎます。
うちのきんぎょとクロールや平泳ぎで泳ぎます。
水槽の中からみるお父さんやお母さんの顔はとても面白い顔に写って思わず笑ってしまいます。
金魚になった気分で読んでいると不思議と水槽の中の世界も楽しく思えます。

7月夏休みが近づいてきました。
海に行く機会があったらウミウシを探してみませんか。
海の中だけでなく磯のあさいところや潮だまりにもいるので、じっくりさがしてみてください。
ウミウシの色は鮮やかでカラフル形はさまざま。
食べるものは毒でも何でも食べても平気！！
ウミウシの生態を知れば知るほどこんな生き物がいるんだと驚きます。
ちょっと会ってみたい生き物です。

くいしんぼうのねこがいました。
ある日ねこは大きな魚をつりました。
ねこは大喜びです、早速大きな口をあけて魚を食べようとしました。
すると釣られた魚も負けずに大きな大きな口を開けて、なんとねこをぺろりと飲み込んでしまいました。
ねこは大慌て！！
さてこのねこはどうなるのでしょうか・・・？
ねこと魚の表情がとても愉快な絵本です。