１０人の天使たちが　空から静かに　舞い降りてきます。
天使たちの贈り物は　心のこもったものばかりです。
ページをめくるたびに、あどけない天使の顔が現れる仕掛けになっています。
クリスマスのプレゼントにもなる１冊です。

つんつく村の「もみの木マンション」には、うさぎのはなちゃん、きつねのこんくん、あひるのがあおくん、りすのりすこちゃんが住んでいます。 みんなクリスマスがやってくるのをとても楽しみにしています。 それはクリスマスの今夜、うさぎのはなちゃんのいえでクリスマスパーティーをすることになっているからです。 そこで、今からみんなでクリスマスのお買い物に出かけるのです。 クリスマスのワクワク、ウキウキの楽しさが顔の表情から伝わってきます。 友達同士のやさしさや思いやりの気持ちも描かれています。

クリスマスを楽しみに待っている女の子レミは、毎日毎日サンタクロースに手紙を書いています。 「大きくなったら　サンタクロースになりたいです。 女の子でも　サンタクロースになれますか・・・？」 みんなを幸せにする素敵な仕事だから、レミはサンタさんになりたいのです。 さて、レミはサンタクロースになれるでしょうか？ 楽しいクリスマスの様子がカラフルでかわいい絵で描かれています。

クリスマス・イブの夜には、ゆきだるまたちのパーティーが開かれます。 町のあちらこちらから集まってきた雪だるまの仲間たちは、楽しいクリスマスパーティーを　始めます。 どのゆきだるまも楽しそうです。 あたたかいタッチの絵で、ゆきだるまが愉快におどっています。 ページごとにサンタの顔や、ティアノサウルス、猫、ねずみが隠し絵になって隠れています。 捜してみてくださいね。（意外なところに隠れていますよ。） 絵のタッチも見事、じっと見ていると立体に見えてきます。

すみれちゃんは、お父さんとお母さんといっしょに、おもちゃやさんに行きました。 どれも欲しいものばかりです。 「どれか一つだけね」とお母さんに言われました。 そこで、すみれちゃんはおまじないを言って決めることにしました。 「どれにしようかな　神様の言うとおり！」 さてさて、その神様は雲の上でお昼寝の最中。 すみれちゃんの、おもちゃ選びに間に合うのでしょうか？ 子どもののかわいらしさと　選ぶことの楽しさが伝わってきます。 迷った時は大人になってからも「♪どれにしようかな　神様の言うとおり♪」・・・・やっているような気がします。