日本人がこよなく愛する春の花「桜」。
どうしてこれほどまでさくらに心魅かれるのでしょうか？
桜の咲くころに、自然が見せてくれる春の空気や春の色春の香りなど、桜の情景が想像以上に美しいものだからでしょうか？
桜の花がくれる、人それぞれの春を感じることができる絵本です。

チクチクさんは、はりねずみのしたてやさんです。
気球に乗って世界中を旅しています。
ある日小さな動物村にやってきたチクチクさんは、仕立て屋を始めました。
着れなくなった服、小さくなった服、何でも仕立て直してくれるのです。
でもこの村の動物たちの持って来るものはみんな破れたれた服ばかり。
チクチクさんは不思議に思いました・・・。
フェルトで作られた動物たちはとても可愛らしくて。手作りの暖かさが伝わってくる絵本です。

おじさんの犬は、ときどき地面に向かって吠えるのでよく叱られます。
実は地面の下に不思議な町があることを、おじさんは知らないのです。
どんな町があるのでしょうか？
地面の下で繰り広げられている日々のくらしがほのぼのと描かれています。
ＮＨＫ教育テレビで放映中の、ピタゴラスイッチの制作者コンビが不思議な世界を楽しく描いた絵本です。

毎日怒られてばかり・・・。
なんでぼくは怒られるんだろう？
どうして人は怒るんだろう？
ちょっとしたことでおこる？
ちょっとってどれだけのことだろうか？
怒る人だって、怒られる人だって、気分はどうなんだろうか？
これは考える絵本。
人のことを考えるヒントが見つかる絵本かもしれません。

うさぎくんとくまくんは大の仲良し、何をやるのもいっしょです。
二人は『うさくまハウス』でいっしょに暮らしています。
料理をするのも食事をするのも寝るのだっていっしょです。
ある日うさぎくんがキラキラと光るものを見つけました。
この光るものをみつけてからふたりはプンプン怒りだしてしまいました。
いったい何がおこったのでしょうか？
光るものの正体は？
キラキラ光るものに映ったのは・・・。
友達とけんかして二人は大事なことに気がつくでしょうか？
淡い色で描かれた絵から、うさぎくんとくまくんの内面や包み込むような、森の風景を眺めているだけでほっこりする絵本です。

バムはケロちゃんといっしょに森のきいちごつみに出かけました。
誰もいない古い小屋を見つけたので、二人だけのひみつの小屋にすることにしました。
何でもできる、なんでも屋のソレちゃんに頼んで家の修理から始めることにしました。
丁寧に書かれた絵から、バムとケロのほのぼのした雰囲気がいっぱい伝わってきます。
十数年ぶりに出されたバムとケロシリーズの最新刊です。
バムもケロも年も取ることなくいつものように元気ハツラツです。
隅から隅まで見逃せない楽しい絵本です。