「憲法の大切さをこどもたちに伝えたい」という思いで井上ひさしさんが書いた本です。
子どもたちにも解りやすい文といわさきちひろさんの絵とともに、憲法に書いてあることが心に伝わってくる絵本です。
（２０１０年５月井上ひさしさんはご逝去されました。）

カレーに種があってね、芽が出て、お皿のはっぱが出てきたら、福神漬の花が咲き、ライスの実とカレーの実が生るのです。
普段の食卓から次から次とこの不思議な展開になるおもしろさを楽しめます。
登場人物のお父さんは着物、お母さんは白いかっぽう着、すこしレトロな感じは絵本のアクセントにもなっています。
（『この絵本が好き！』２００９年の絵本ベスト（国内作品）では２位になった絵本です。）

内田麟太郎さんと降矢ななさんによる『ともだちや』シリーズの第１０巻目の最新作品です。
テンはふえをすてきに吹く可愛いおんなのこ、でもとてもわがままです。
キツネはテンのふえをききたくてテンのわがままを受け入れます。大切な友達のオオカミとの約束を破ってしまうのです。
しかし、オオカミの悪口ばかり言うテンにとうとう駆け出します、そして、キツネを心配してさがし続けていたオオカミにであいました。
キツネはなにもかも話し、オオカミに謝りました。歌をうたいながら歩くキツネとオオカミの後ろのほうから歌にあわせてふえが聞こえてきました。