ポランが「なぎの木クラブ」として石巻山の麓の木造校舎で始まったのは1978年。それ以来、人々の暮らし方は40年前とは様変わりしましたが、子どもたちの遊び方はほとんど変わりません。「昔の遊び」はいつの時代の子どもたちにも支持されてきました。それどころか普遍的な価値すら生まれているようです。ポランの広い敷地(学童保育所としてはおそらく日本一)の中には保育室の他にグランド、多目的原っぱ、ビー玉場、秘密基地、プールなどが点在しています。ノイチゴ、クワノミ、ビワ、キンカンなどが実を茂らせ、サワガニやカエル、ヨシノボリ、イシガメなどの小動物も生息しています。雨が降ると水たまりだらけ、あちこちに木の根がむき出し、竹の棒や木の枝が落ち、雑草だらけ。そんな未整備な環境と培われた遊びの伝統が、子どもたちの遊び心を刺激し支えているようです。

ポランの様子
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