ベーゴマ大会

ベーゴマ大会
 夏休みのメインイベントはベーゴマ大会。この日のために1年生はまず回せるようになることを目指す。他の学年の子は優勝をねらう。8回の予選を勝ち抜いた8人(最前列)が決勝トーナメントを戦う。今年の優勝者は大谷君。2連覇だ。野球界もポランもどうもオオタアニさんの時代のようだ。

ひとまず安心 水害対策

ポランの隅を小川が流れている。子供がとてもよく遊ぶ。山から来たこの水はポランへの進入路の鉄板の下を通って外の水路に出る。ところがこの土管が9割方、土砂で埋まってしまい、ここ数年、大雨が降るとあふれるようになった。昨年の6月2日の集中豪雨はひどかった(写真参考)。市役所には相談してあり、視察には来てくれたものの、芳しい返事もないままだったので、どうしたものかと頭を悩ませていた。ところがごく最近、工事関係者を名乗る人が下見に訪れた。ええっ!とこちらが驚いている間に工事が始まり、2日間で土管の中にあった大量の土石やゴミが取り除かれた。水と一緒に吸いだされた土石の全体量は10トン車2杯と6トン車2杯分あった。そして後で聞いた話によれば、どうしても土管の中へ入らなければならないことになり、チョロチョロと泥水が流れる暗い中へ這って入ったというのだから驚く。土管の直径は80cmほど。しかもこの暑さの中で、着ているものは潜水服のような体に密着した工事服である。そうして人の手で引きずり出されたのは黄色いプラスティック製の収穫ケースだった。いつ、どうしてこんなものが流れ込んだのか分からない。しかも土管は中央付近で詰まるのも当然と思われる異常な構造になっているという。工事の方々には本当に頭の下がる思いである。特に最前線の方(写真)は汗まみれ泥まみれの作業でも笑顔を絶やさない。敬意を込めて感謝してもしきれない思いである。

とにかくこれで大雨でも簡単に水があふれることはなさそうである。今後は、ゴミ類が流れ込まないようにしなくては。

   
ポランの中から見た越水
昨年の6月2日。ポランの中から見た越水の様子。
工事の数日前
工事の数日前。ちょっと雨量が多かった翌日の様子。子どもたちには楽しいだろうが、だからと言って雨が降るたびにこれではやはり困る。
土管の周辺
ちょっと分かりにくいが工事ですっかり顔を出した土管の周辺。手前コンクリートの様子から土管の内部のずさんな構造が測り知れる。数十年前に造ったらしい。
工事の方
笑顔を絶やさない工事の方。名前は名乗らなかった。着替えた直後、無理を言って撮らせてもらった一枚。背景に移り込んでいる水路は上の越水時の写真と同じ方向から撮っているので見比べてほしい。とにかく工事の方々には感謝また感謝である。
ビー玉大会決勝ラウンド
ビー玉大会決勝ラウンドの様子。これもベーゴマ同様、予選を勝ち抜いた子だけがこの場に立てる。
決勝を戦った6人
決勝を戦った6人。中央でトロフィーを持つ子が優勝者。ここに出られれば幾つかの景品をもらえる。その中には優勝カップをもじってカップラーメンもある。それが人気。
ベーゴマ決勝戦
ベーゴマ決勝戦。こんな風にして戦う。決勝に出られなかった子は自分の推しの子を応援する。
前の水路で獲れたモクズガニ
前の水路で獲れたモクズガニ。産卵のために上流まで上って来る。食べたことはないがモクズガニを食べさせる料理屋もあると聞くからかなりうまいのだろう。川のカニはきちんと処理をすればうまいものらしい。
かき氷のおやつ
かき氷のおやつ。今年の夏はいつもよりかき氷の回数が多かった。お代わりは自分で機械を回すことも。
タンク車と10トン車
おまけ
手前右は圧縮水のタンク車。左奥木の向こう側の黄色は泥水や土石を吸い込む10トン車。

 夏休みが終わった。とはいえ、8月と変わらない猛暑が続いている今はどうも終わったという感じが薄い。今年もポランの夏は《ベ》と《ビ》と《プ》に明け暮れた。ベーゴマとビー玉とプールである。特にプールは熱中症対策として貢献度抜群だ。プールから出た子の体は冷たいくらいだ。サッカーも時々するが、グランドの半分は木陰だ。この恵まれた環境で過ごせることに感謝だ。