プチお楽しみ会

あけましておめでとうございます
上は昨年末に『プチお楽しみ会』をしたときの記念写真です。
コロナ以来、久しぶりにポランの舞台を使っての催し物でした。
出演したのは一部の子だけでしたが、それなりに練習を積んで、ちょっと緊張して、みんなの前で演技をしました。
 本年もよろしくお願いします。

 

新しい年の初めに思う

正月は何となく考え事をしたくなる。時間がたっぷりあるからなのか、それとも新聞やテレビが世相について特集を組むからなのか。今の世の中のこと、その影響を受けながら育っている子供たちについて思いを巡らすことが多い。

さて、今世の中を動かしているのはインターネット、AI、SNSか。時々遊びに来る中学生たちのポケットにはスマホが入っていることが多い。何か質問するとすぐに画像を見せてくれる。ちょっと疑問なことがあれば検索して答えてくれる。今は《検索社会》《スマホ社会》でもある。人類の英知が生み出したコンピュータはこれまでの機械類(蒸気機関や電化製品や自動車など)とはまったく異次元のもので、人間の暮らしへの浸透ぶりも比べ物にならない。でも便利な物には必ずマイナスがあるということは心の片隅に置きたい。気になることとしては生活の中のいろいろな疑問に対する回答が素早いことである。その速さに慣れてしまうと、手間のかかる状況に対してイライラしたり、待てなくなる。紙の辞書で調べるなど時間の無駄だと感じたりする。面倒くさく感じたり、好きなことだけしていたい・・・そんな気持ちにもなる。子どもたちにもそんな傾向がチラチラ見られる。

脳科学者の指摘も気になる。情報が欲しい場合はスマホ検索もいいが、記憶したり考えたりすることをスマホに頼ってしまうと、自分の脳を使わない分だけ記憶力や思考力は衰退する。漢字や地図が憶えられないとか複雑なことを考えられなくなる。大人なら《衰える》だけだが、子供の場合ならその能力が育たないということになりかねない。

さて、ポランはデジタルよりアナログでリアル体験の場所だ。別にそれを目指したわけではない。心地いい空間と過ごし方を続けてきたらそうなっただけのことである。子供たちもポランが提供する昔ながらのものを素直にむしろ喜んで受け入れてくれる。ポランの遊びはマスターするのに時間がかかる。簡単に上手にならない。でも、その代わり面白さが分かると集中力が増す。土や水、生き物と触れ合うことは本来楽しい。仲間と気持ちを通わせることは楽しくて、心地よくて人間的なものを育てる。

学校や家庭や日々の暮らしの中では子供たちは十分デジタルな世界と親しんでいるわけだから、せめてポランにいる数時間、はそうでない時間を過ごせばいいと思う。それはとても贅沢なことになったのかもしれないという気がする。

プチお楽しみ会から

太鼓の演舞
4年有志による太鼓の演舞。学校の授業でも太鼓を練習している。
1年生のダンス『ラッキーちゃんぽんめん』
1年生のダンス『ラッキーちゃんぽんめん』楽しそうな笑顔とブルーの衣装が印象的。
一輪車の演技
一輪車の演技。乗りこなすだけでもかなり難しいのだが、この狭い舞台でクルクルと回るのはかなりの技。拍手を送りたい。

もちつき風景
失われつつある年末の行事。できる限り残したい。

もちつき風景
杵を真っすぐに打ち下ろすことが難しい。
の薪割り
蒸す時間は最低1時間。
そのために必要な作業がある。
その薪割りを6年生たちに体験してもらった。
当然初めての子もいる。
何事も体験。
つきたてのモチ
つきたてのモチ
モチ米を洗う・蒸す

つきたてのモチが今日のお弁当の代わり。

もちつきで大事なのは目立たないけどモチ米を洗うことと蒸すこと。

正月遊び

福笑い
福笑い。
おたふくというめでたい女性の顔をパーツを貼ってみんなで作る。
左側は何かを勘違いしているようだ。
走りガルタ
走りガルタ。
手前の台の上に並べてある絵札を、走って行ってすばやく取る。
二つの台のうちどちらの台にあるのか走り寄ってみるまでわからない。