松ぼっくりで作るクリスマスツリー

松ぼっくりで作るクリスマスツリー
ここ数十年の間に、ここら辺の山の松は外来種にすっかり取って代わられた。
利用価値の少ない松だが、大量に降らせてくれる松葉はマツバソリに利用でき、大きな松ぼっくりはかわいらしいクリスマスツリーになる。
食卓や勉強机の上にこれがチョコンと置いてあるのは季節感があってなかなかいい。
輪切りにした木を台座にして竹串でとめてある。

 

くりぼっち?サルが花見酒!

雨の日の遊びとしてときどき言葉遊びをする。
今回は音読してゴロ(調子)がいいこと、頭の文字をそろえること、そして面白みがあること、をテーマにして3行文を作ってもらった。
例えば『しまき つでも いところ』のように。始めてしばらくすると書けたア、といって見せに来る。面白いのがあると《採用!》。
読み上げる。工夫が足らないものは《ざんねん、没!》となる。
採用されたものを聞いているうちにコツが飲み込めるようになり、だんだんいいものが増えてくる。
そんな採用された作品のうちから幾つかを紹介する。

さんま
さんびき
さん千円
(3千円は高すぎるけど、
300円より実感があるかな)

わたしは
わんこ
ワンワンワン

たけのこ
たくさん
たべたいな

クリスマス
くやしいけれど
くりぼっち
(くりぼっちなんて言い方、
初めて知ったよ)

はし(橋)の
はし(端)を
はしる
(一休さんのトンチみたい)

ぐらんどが
ぐちゃぐちゃで
グッチョかなしむ
(遊べないもんねー)

あかちゃんが
あぶあぶあぶと
あそんだよ
(確かに赤ちゃんはアブアブ
っていうよね。)

しまえなが
しらがのような
しろいけだ
(シマエナガは白くてかわいい
けど、普通のエナガならポラ
ンでも見られるよ。こっちも
かわいいから見ようね。)

おべんとう
おにぎりのぐは
オ・ク・ラ
(おにぎりにオクラは珍し
い。オカカと合わせるとい
けそう。)

たきびで
たのしく
ただのじゅく
(野宿も焚き火があれば
楽しくなりそう)

さるたちが
さくらみながら
さけをのむ
(近頃、住宅地に出没する
サルならやりかねないか
もね、花見酒)

かにさされ
かゆいかゆいと
かきむしる
(気持ちは分かるけど
かきむしるのはやめた方
がいいと思うよ)

さいこうだ
さいようされた
さな すずき
(自分の名前を使ったと
ころが採用のポイントだな、やっぱ)

アイスクリーム
愛のこもった
アイスだよん
(どんなアイスかなあ。
きっと手作りのアイスなんだろうな)

先日、日本を代表する詩人の谷川俊太郎さんが亡くなった。
谷川さんは言葉遊びの天才でもあった。『ことばあそびうた』とい俊太郎さんの本の中から失礼ながら部分的に紹介する。

かえる

 かえるかえるは
 みちまちがえる
 むかえるかえるは
 ひっくりかえる

 かあさんがえるは
 こがえるかかえる
 とうさんがえるは
 いつかえる

このへん

このへんどのへん
ひゃくまんべん
たちしょんべんは
あきまへん
このへんなにへん
へんなへん
てんでよめへん
わからへん

* * * * *

大きな秋田犬
知り合いが大きな秋田犬を連れて訪ねて来た。名前はサンタ。とてもおとなしい。子供たちがワッと取り囲んでも動じない。
カレンダー用の版画
そのシイの実を食べる。実入りの良いものだけを炒る。殻がはぜたものを割り、中から白い実を取り出して食べる。香ばしくて素朴な味がする。ポリポリ。