親子合戦 引き分け
恒例の親子合戦。今年もこの行事を楽しみにしてくれている親子が集まった。午前中の種目では、今年は大人チームの勝ちだろうと思われたが、午後の種目で子供チームが挽回して、結局、引き分けだった。最後の種目、野球については大人のハンディを緩くして、もう少し大人が楽しめるようにしようかな。
子どもはよく走る。目的の場所まで、大人なら歩いていくところを走って行く。いつも追いかけっこをしている。つくづく元気だなあと思うし、それはとても自然なことであり、健康で賢い大人になるために必要な過ごし方なのだと思う。
デジタル社会になって、大人だけでなく子供たちもスマホやタブレットを見つめている時間が増えている。仕事や勉強で使うこともあるだろうが、SNSやユーチューブやゲームなど、自分の自由な時間の中でもついスマホをいじってしまうことも多い。スクリーンに目をやっている時は座ったり横になっているわけだから、その分体を動かす時間が減る。スマホもタブレットも《道具》であり、上手に使いこなすことが大事である。睡眠が減り、運動が減り、何となく目や体調がよくない、などということになれば、それは使い方を考え直した方がいいということかもしれない。
ボクは、子ども時代は、なるべく原始的な、動物的な暮らし方をするのがいいと考えている。工具は電動ではなく、手動のねじ回しやトンカチ、ノコギリ、ナイフ、ハサミがいい。それは体や指先を使うことで脳がフル稼働するからである。同じ理由で、本は紙の本が、勉強は紙と鉛筆でするのがいい。大人用に便利な道具が身近にあるとつい、子どもにもそちらを使わせてしまうが、子ども時代というのは大人とは絶対的に違うのだと、心して向き合わないとあやふやになってしまう。原始的?な暗いポランの中を走り回っている子供たちを眺めながら、それでいい、今しかできないことをしろよ、せめてポランにいる時間は、と思っている。